「学び合いの会-海外ニュース」 358号(160708)

 

† 主の平和

 

故国の新聞のインタビューに答えて、教皇フランシスコは

「改革に反対する人たちを、決して『粛正』したりしません。

わたしは私の道を真っすぐに進むだけです。」と語りました。

 

添付記事

1. 「教皇のスポークスマンは一人だけ」 

              教皇フランシスコは語る。(ZENIT) 

 

 

 

「教皇のスポークスマンは一人だけ」 教皇フランシスコ、アルゼンチン紙に語る。

ZENIT スタッフ 2016/7/4

 

教皇フランシスコは、アルゼンチンの新聞のインタビューに答え、自分のスポークスマンは唯一、バチカン報道室(広報事務局内のthe Vatican Press Office)だけであると強調した。

 

バチカン放送によれば、アルゼンチンの新聞ラ・ナシオンは、日曜日、教皇とのインタビューを掲載した。その中で教皇フランシスコは、名誉教皇ベネディクト16世について、また、アルゼンチンの新大統領マウリシオ・マクリと自身の関係について語っている。

 

「革命的」なベネディクト16世

前任者の名誉教皇ベネディクト16世について問われた教皇フランシスコは、前教皇は年齢の影響が見られるものの、「その精神と記憶は確かで完全です。」と述べた。アルゼンチン人の教皇は、ベネディクト16世を「革命的」な人物と評し、その「心の広さは比類がない」と語った。

 

そして、「ベネディクト16世の辞任は、教会が抱えるあらゆる問題点を顕在化させる結果になったが、それは前教皇個人の責任ではありません。」と付け加えた。「それは、教会を統治司牧するための行為でした。すなわち、教皇としての最後の役割を果たす行為だったのです。」

 

改革に反対する動き

教皇は、バチカンの改革に敵対する人たちについてコメントし、「彼らは彼らのやりたいことをし、わたしはわたしのやるべきことをするだけです。」と述べた。

 

「わたしは、傷ついた家庭と共にある、開かれた、思いやりのある教会を望んでいます。」と教皇は述べた。「敵対する人たちは、あらゆることにノーと言います。わたしは、振り返ることなく、わたしの道をまっすぐに歩き続けます。」と、教皇は続けた。「その人たちの首を切ったりはしません。そのようなことは決してしたくありません。繰り返します。わたしは争いを拒否します。」

 

アルゼンチン

インタビューの多くの時間はアルゼンチン問題に費やされた。教皇は、新しい大統領との間にはなんらの問題も存在しないと否定した。

 

「わたしとマクリ大統領の間には、何の問題もありません。」と教皇は説明した。「彼はよき家庭人であり、高潔な人だと思います。」

 

教皇は、かつてマリク氏がブエノスアイレスの市長だったときに、彼と論争したことがあることは認めたが、「長い歳月から見て、一時期の出来事は重要ではない」と指摘した。

 

スポークスマンは一人

教皇フランシスコは、アルゼンチンに自分の代弁者は居ないと述べ、「教皇の代弁者は、バチカン報道室だけです。」と強調した。                     (以上)

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Pope Francis to Argentinian Newspaper: Pope Has Only One Spokesman

Posted by ZENIT Staff on 4 July, 2016

 

Pope Francis has given an interview to an Argentinian newspaper, and has stressed that no one other than the Vatican Press Office serves as the Pope’s spokesman.

 

According to Vatican Radio, Pope Francis spoke about Pope Emeritus Benedict XVI and his relationship with Argentina’s new President, Mauricio Macri, in an interview with the Argentinian newspaper La Nación released on Sunday.

 

‘Revolutionary’ Benedict

When asked about his predecessor, Pope Emeritus Benedict XVI, Francis expressed that even if age has affected his movement, “his mind and his memory are intact, perfect.” The Argentine Pontiff called Benedict XVI was “revolutionary,” and said his “generosity was unparalleled.”

 

“His resignation, which exposed all the problems of the Church, had nothing to do with personal matters,” he added..“It was an act of governance, his last act of governance.”

 

Reform Reactions

Responding about opponents of his reforms in the Vatican, the Holy Father said they “do their job and I do mine.”

 

“I want a Church that is open, understanding, which accompanies wounded families,” the Pope said.

“They say no to everything. I continues straight on my way, without looking over my shoulder,” he continued, “I do not cut off heads. I never like to do that. I repeat: I reject conflict.”

 

Argentina

Much of the interview considered Argentinian issues, and the Pope denied any problems with the new president.

 

“I have no problem with President Macri,” the Pope explained. “He seems to me a good family person, a noble person.”

 

While he admitted he had a dispute with him once when he was mayor of Buenos Aires, he pointed out that “one time over a long period is a very low average.”

 

Only Spokesman

Pope Francis also said that no one speaks for him in Argentina, emphasizing “the Vatican Press Office is the only spokesman for the Pope.

 

 https://zenit.org/articles/pope-francis-to-argentinian-newspaper-vatican-press-office-is-popes-only-spokesman/