「学び合いの会-海外ニュース」 303号
† 主の平和
バチカンによるアメリカ女子修道会の訪問査察に関しては、海外ニュース
301号で、その経緯と結果報告の予告を紹介しましたが、年末の記者会見
で公表された報告内容の翻訳が上がってきましたので添付します。
添付記事
1. 「アメリカ女子修道会の査察報告発表。トーンは肯定的。」 (NCR)
以上
アメリカ女子修道会の査察報告発表。トーンは肯定的。
ジョシュア・マッケルウイー NCR 2014/12/16
アメリカ合衆国の何万人ものカトリックの修道女を対象に6年間に亘ってバチカンが行ってきた訪問査察は、多くの論争を呼ぶ前例のないものだった。このほど発表された最終報告は、彼女らの生活と働きに関して全般的に肯定的な内容で、賞賛と言っても良い程のトーンが感じられるが、同時に、やんわりとではあるが厳しい批判も含まれている。
査察調査の開始をめぐって、多くの修道女が抱いた疑惑への認識から、12ページに及ぶ報告の中では「感謝(gratitude)」という言葉が何らかの形で8回も使われている。また、調査の過程で査察への協力を拒否した人たちに対して、バチカンは「敬意に満ちた、実りある対話」を模索していくと述べている。
この報告書を作成したバチカンの奉献・使徒的生活会省は、その中でこう宣言している。
「今この時を、疑念とためらいの関係から協力と信頼の関係へと変える好機ととらえ、共に暖かく受け入れるよう希望する。そしてわたしたちが仕える人々のために、主から委ねられた宣教使命に向かって進めるよう主の導きを願うものである。」
公式には「教皇庁からの訪問」として知られるバチカンによる査察調査は、教皇ベネディクト16世の承認を受け、2008年に奉献・使徒的生活会省によって開始された。そのような査察調査としては、教会史上もっとも大規模なものと言えるだろう。およそ5万人の修道女をかかえるアメリカ合衆国の約341の女子修道会を対象に査察調査が行われた。
査察調査の状況については、ここ数年間にバチカンの別々の部署が行った2回のアメリカ女子修道会の個別調査のうちの1回に関する僅かな情報しか与えられず、修道女も信徒も、この最終報告の発表を待ち望んでいた。
バチカンは、火曜日(12/16)の午前中に奉献・使徒的生活会省の長官のジョアン・ブラス・ジ・アビス枢機卿と次官のホセ・ロドリゲス・カルバッロ大司教が記者会見を開き、訪問の最終報告を発表した。
査察の結果は、11のテーマに分類されている。報告の冒頭では、単刀直入に過去50年間のカトリックの修道女の数の減少を認めているが、これについては「確かに1960年台には非常に多くの修道者が居たがそれは比較的短期間の現象であって、この国の歴史全般から見た修道生活にあてはまる現象ではなかった。」と述べている。
報告はさらに、訪問査察によって明らかになった女子修道会のカリスマと独自性、そしてそれぞれの新たな召命の促進とその養成について詳細に語っている。
最初のパートで、報告は、修道女たちがその会の創立者のカリスマを生き抜く働きを、総体的に賞賛している。「今日の修道女たちは、豊かに、そして創造的に、教会と世界のニーズにそのカリスマによって貢献している。」と述べている。
報告はまた、ますます召命が減少する時代に自分たちのカリスマを継承するため、信徒のためのプログラムを開発している女子修道会がたくさんあることも認めている。
「当省は、聖霊が教会に与えたカリスマの賜物を分かち合うこれらの創造的なやり方を賞賛し、誓願を立てた修道者と、修道会と特別な関係をもつ敬虔な信徒との間の本質的な違いが尊重され、讃えられるよう願う。」と述べている。
第2のパートでは、再度、女性たちに対し修道生活への新たな召命を促進する働きに感謝を表明しているが、その一方では、第2バチカン公会議の改革に従い修道服を着ないことを選んだアメリカの女子修道会を遠回しに批判している。
「インタビューを受けた召命と養成の担当者によれば、志願者たちは養成の共同体で暮らす経験を求めることが多く、多くの志願者は、奉献生活を送る女性として見られ認識されることを望むと指摘している。」と報告は述べている。
「現在の生活様式が修道生活のこうした側面を強調していない修道会にとっては、これは特別な課題となる。」と報告は続く。
その他の分野に共通する指摘のなかで、特に共同体の祈りの生活については、女性たちに対する遠回しだが鋭い批評がなされている。
「教会と共に祈る」と題されたセクションでは、女子修道会の会憲やその他の法令を見ると、「ほとんどの場合、その修道会が秘跡と霊的訓練を受けるために書いた指針を公開している。」と述べている。
しかし報告はこう続ける。「当省は、各修道会の会員に、自身の典礼と日常の祈りの実践を評価することを求める。そして教会の秘跡による生活と聖書に基づき、修道女たちがキリストとの親密な関係と健全な共同体の霊性を更に育てるためには、どんな方法を採る必要があるかを識別することを求める。」
次のパート「キリストを中心にした生活に呼ばれて」で、報告は警告を発している。
「キリストを創造の中心、信仰の中心から外さないように注意すべきである。」
「当省は、すべての修道会が、その霊的実践と司牧職を入念に見直し、それらが神、創造、受肉、そして罪の償いに関するカトリックの教えと一致していることを確認するよう求める。」
この訪問は、ここ数年間にバチカンの異なる部署が行ったアメリカの修道女への2回の査察のうちの1回である。もうひとつの査察は、Leadership Conference of Women Religious(女子修道会総長協議会、LCWR)として知られるアメリカ女子修道会の統括組織に対する教義上の査定であり、バチカンの教理省の指揮の下にある。
火曜日の報告は、LCWRの査察には触れていない。
訪問の報告は、ブラス・ジ・アビス枢機卿とロドリゲス大司教が署名し、聖マリアの誕生のカトリックの祝日である9月8日の日付になっている。
この一般報告に加えて、現地で訪問査察を受けた修道会と、その個別報告が問題点に関わりがあると思われる修道会に対しては、個別報告が送られることになっているだろうとの予測がなされている。
また、火曜日の記者会見には3人の修道女が出席し発言した。それは、マザー・マリー・クレア・ミレーア、シスター・シャロン・ホランド、マザー・アグネス・メアリー・ドノヴァンの3人で、マザー・マリー・クレア・ミレーアは同省に代わり訪問査察を指揮した人物。シスター・シャロン・ホランドは LCWRの会長。マザー・アグネス・メアリー・ドノヴァンは女子修道会総長管区長評議会(the Council of Major Superiors of Women Religious)と呼ばれる(LCWRと比べて)やや小規模な女子修道会統括組織の代表者である。
イエスの聖心の使徒修道女会の総長のマザー・ミレーアは記者会見で、訪問を指揮するよう依頼されたときには「すぐさま困惑し途方に暮れてしまった」が、「自分自身の限界に敏感に気付く」ことになったと語った。
彼女はまた、修道会のリーダーたちが、この査察の過程は「神のみ言葉の、変革への力との誠実な対決」や「奉献生活に関する教会の文書への真剣な詳しい調査」といったような「驚くほど前向きな結果を生み出した」と語ったとも言っている。
マリアの汚れなき御心のしもべ会ミシガン州モンロー(t he Monroe, Mich., Sisters, Servants of the Immaculate Heart of Mary)の副総長であるシスター・ホランドは、自分もそして他のアメリカのシスターたちも、訪問が最初に告知されたときには動揺したとはっきりと述べている。
「『アメリカ合衆国の修道女たちの生活の特質を調査する』という(訪問の)目的が表明されたことでやっかいなことになった。」と彼女は語る。「中には、年長のシスターたちが、自分たちの全生活が裁かれ、足りないところを指摘されるのだと感じた、と報告した修道会もあった。」
しかし、このLCWRのリーダーは、訪問は「肯定的で実際的な報告」で終わったと述べている。
「私たちが今日受け取ろうとしている報告は、私たちの――共有する、多様な――現実を反映している。」と彼女は言う。「私たちのこれまでの功績は感謝を持って認められ、私たちに課せられた課題の本質は見直された。」
シスター・ホランドは(その場の記者たちに加えて)この会見をライブで見ている修道女たちにも話しかけ、「報告にあるように、その文書には各修道会の会則から書き写したと思われる表現があることに気付く人が多いだろう。」と言った。
「この報告には、心強くて現実的なトーンがある。」と彼女は続け、「私たちの課題は理解されたが、これは非難する文書でも、簡単に割り切った解決方法の文書でもない。この文書の中身を読むと、わたしたちが高く評価されており、このまま進み続けることに信を置かれていると感じる。」と述べた。
正式には「奉献・使徒的生活会省」として知られている「修道者省」は、フランク・ロデ枢機卿の命に従い2008年にこの使徒的訪問を開始した。
当時同省の長官で、その後その職を引退したロデ枢機卿は当初、その目的は女子修道会の共同体、祈りそして使徒的生活を詳しく調べることであると言っていた。
しかし、調査が始まっておよそ一年が過ぎた頃、ロデ枢機卿は、バチカン・ラジオに対し、この調査は複数の懸念に応えたものであったと語った。そこには、「アメリカ人の修道生活にある何らかの違法行為あるいは怠慢」に関しての「アメリカ合衆国の教会の有力な代表者」による懸念も含まれていた。
「そこには、とりわけこれらの(女子)修道会に広がる一種の世俗的なメンタリティー、ことによるとある程度の『フェミニスト精神』もあるようだ。」とロデ枢機卿は、そのときは述べていた。
火曜日の報告は、ロデ枢機卿のそのような懸念を認めることはなかった。それどころか、訪問は同省が始めたもので、「アメリカ合衆国の使徒的修道生活は、現在苦しい時代を味わっていると私たちが気付いたからである。」と述べている。
「この重大事の手始めに不完全さがあったことは知っているが、その修道生活の品性、時にはその修道会の存在そのものの品性さえも脅かす困難だけではなく、修道女たちの教会や社会に対する貢献度もより深く知りたいと私たちは望んでいた。」と報告は述べている。
報告は、修道会の総長へのアンケート調査や、全国の約90の共同体への現地訪問を含む訪問査察のプロセスを説明し、調査は「修道会のリーダーや会員たちから、その人たちが生きている現実の偽りのない率直な姿を引き出すことを求めるものであった。」と語っている。
教会の宣教使命への協力に関する後段のセクションでは、報告は、アメリカ合衆国の修道女たちが、教育から保健、司牧職、社会正義に至るまで、生活の様々な分野で働いてきたことを記している。
報告は、同省が「教会と社会の生活の欠くことのできない分野すべてにおける修道女たちの献身的で無償の奉仕に対し、ローマ教皇庁とアメリカ合衆国の教会からの深い感謝の意を表明したいと願う。」と宣言している。
教会の聖体祭儀に関するセクションでは、報告は次のように述べている。「多くの修道女から、教皇庁訪問団に対して、司牧者の役割における修道女たちの教会への貢献をより大きく認め、支持して欲しいとの要望が伝えられた。」
「彼女たちは、教会における自分たちの役割を明確にし、教会の教えと宣教使命に忠実な女性信者である自分たちの証しと貢献を強める手段として、司教や聖職者たちとの忌憚のない対話が継続される必要性を指摘している。」と報告は述べ、更にこう続ける。
「自分たちに影響のある、あるいは自分たちが多くの経験を持ち、専門知識もあることに関する司牧上の決定に対して、十分な情報を提供してこなかったという認識を持ち、そのことを口にする修道女もいた。」
「我が省は、『女性の天賦の才』が教会とそして社会構造の中において重要な決定がなされる様々な場面で表現方法を見いだすという教皇フランシスコの決意の実現に全力で協力していく所存である。」と報告は述べている。
End
Visitation report takes mostly positive tone towards U.S. sisters
by Joshua J. McElwee NCR Dec. 16, 2014
The final report of a controversial and unprecedented six-year Vatican investigation of tens of thousands of U.S. Catholic sisters takes a roundly positive, even laudatory, tone towards their life and work but also includes several couched but barbed criticisms of them.
Using some form of the word "gratitude" eight times over its 12 pages, the report also acknowledges the suspicion many sisters had over the launching of the investigation and says the Vatican is seeking "respectful and fruitful dialogue" with those who refused to collaborate in the process.
The Vatican's congregation for religious life, which wrote the report, states at one point: "We express the hope that together we may welcome this present moment as an opportunity to transform uncertainty and hesitancy into collaborative trust, so that the Lord may lead us forward in the mission he has entrusted to us on behalf of the people we serve."
The Vatican investigation, known formally as an apostolic visitation, was launched by the religious congregation in 2008 with the approval of Pope Benedict XVI. Likely the largest such investigation in church history, it involved inquiry into some 341 female religious institutes in the U.S. that include some 50,000 women.
Both U.S. women religious and lay people have been keenly awaiting release of the final visitation report after several years with little information about the state of the investigation, one of two separate inquiries of U.S. women religious launched by different Vatican offices in recent years.
The Vatican released the final visitation report Tuesday morning at a press conference with the prefect of the religious congregation, Cardinal João Bráz de Aviz, and its secretary, Archbishop José Rodríguez Carballo.
Dividing the results of the investigation into 11 topic areas, the report first bluntly acknowledges the decline in numbers of Catholic sisters over the past 50 years but says that "the very large numbers of religious in the 1960s was a relatively short-term phenomenon that was not typical of the experience of religious life through most of the nation’s history."
The report then speaks at length regarding the visitation's findings about the charism and identity of the women's communities and their promotion and formation of new vocations.
In the first area, the report roundly praises the work of women religious in living out the charisms of their founders. "Sisters today generously and creatively place their charism at the service of the needs of the Church and the world," it states.
The report also acknowledges that many women's communities are developing programs for lay people in order to carry on their charisms in an age of fewer vocations.
"This Congregation praises these creative ways of sharing the charismatic gifts given by the Holy Spirit to the Church and asks that the essential difference between the vowed religious and the dedicated lay persons who maintain a special relationship with the institute be respected and celebrated," it states.
In the second area, the report again expresses gratitude to the women for their work in promoting new vocations to religious life but also obliquely criticizes U.S. women's communities who have chosen not to wear religious habits following the reforms of the Second Vatican Council.
"Vocation and formation personnel interviewed noted that candidates often desire the experience of living in formative communities and many wish to be externally recognizable as consecrated women," states the report.
"This is a particular challenge in institutes whose current lifestyle does not emphasize these aspects of religious life," it continues.
The report also makes similar oblique, but sharp, critiques of the women in other areas, especially regarding the prayer life of their communities.
In a section titled "Praying with the Church," the report states that a review of the constitutions and other decrees of the women's communities "generally revealed that institutes have written guidelines for the reception of the sacraments and sound spiritual practices."
But the report continues: "This Congregation asks the members of each institute to evaluate their actual practice of liturgical and common prayer. We ask them to discern what measures need to be taken to further foster the sisters’ intimate relationship with Christ and a healthy communal spirituality based on the Church’s sacramental life and sacred Scripture."
In the next section, "Called to a Life Centered on Christ," the report issues a warning.
"Caution is to be taken not to displace Christ from the center of creation and of our faith," it states. "This Dicastery calls upon all religious institutes to carefully review their spiritual practices and ministry to assure that these are in harmony with Catholic teaching about God, creation, the Incarnation and the Redemption."
The visitation is one of two investigations of U.S. women religious launched by different Vatican offices in recent years. The other investigation is a doctrinal assessment of an umbrella group of U.S. sisters known as the Leadership Conference of Women Religious (LCWR) and is being led by the Vatican's Congregation for the Doctrine of the Faith.
Tuesday's report does not concern the investigation of the LCWR.
The visitation report is signed by Braz de Aviz and Rodríguez and is dated Sept. 8, the Catholic feast day of the Nativity of the Blessed Virgin Mary.
In addition to this general report, it is foreseen that individual reports will be sent to those Institutes which hosted an onsite visitation and to those Institutes whose individual reports indicated areas of concern.
Also present and speaking during Tuesday's press conference were three women religious: Mother Mary Clare Millea, who conducted the visitation on the congregation's behalf; Sr. Sharon Holland, LCWR president; and Mother Agnes Donovan, head of a smaller U.S. umbrella group of sisters called the Council of Major Superiors of Women Religious.
Millea, superior general of the Apostles of the Sacred Heart of Jesus, said during the conference that she "immediately felt overwhelmed" when she was asked to lead the visitation, but did so "keenly aware of my own limitations."
She also said that congregational leaders have told her the process "yielded surprising positive results" such as "honest confrontation with the transformative power of the Word of God" and "earnest delving into Church documents about consecrated life."
Holland, vice president of the Monroe, Mich., Sisters, Servants of the Immaculate Heart of Mary, stated clearly that she and other U.S. women religious were upset by the original announcement of the visitation.
"The expressed purpose [of the visitation], 'to look into the quality of life of religious women in the United States,' was troubling," she said. "Some congregations reported that their elder sisters felt that their whole lives had been judged and found wanting."
Yet, said the LCWR leader, the visitation has resulted in an "affirmative and realistic report."
"The report we are receiving today reflects our reality -- in its commonality and diversity," she said. "Our achievements have been recognized with gratitude, and the nature of our challenges reviewed."
Saying that she was also speaking (in addition to journalists) to women religious watching the press conference by live-feed, Holland said "it occurred to me that as the report is read, many may recognize expressions in the document which could have been copied from their Institutes’ Chapter documents."
"There is an encouraging and realistic tone in this report," she continued. "Challenges are understood, but it is not a document of blame, or of simplistic solutions. One can read the text and feel appreciated and trusted to carry on."
The religious congregation, known formally as the Congregation for Institutes of Consecrated Life and Societies of Apostolic Life, launched the apostolic visitation in 2008 at the command of Cardinal Franc Rodé.
Rodé, who was the head of the congregation but has since retired, initially said its aim would be to study the community, prayer and apostolic life of women's orders.
But almost a year into the study, Rodé told Vatican Radio the investigation was in response to concerns, including "by an important representative of the U.S. church," regarding "some irregularities or omissions in American religious life."
"Most of all, you could say, it involves a certain secular mentality that has spread in these religious families and, perhaps, also a certain 'feminist' spirit," Rodé said then.
Tuesday's report does not does not acknowledge those concerns of Rodé, instead saying that the visitation was started by the congregation "because of our awareness that apostolic religious life in the United States is experiencing challenging times."
"Although we knew that any initiative of this magnitude would have its imperfections, we wished to gain deeper knowledge of the contributions of the women religious to the Church and society as well as those difficulties which threaten the quality of their religious life and, in some cases, the very existence of the institutes," the report states.
Explaining the process of the visitation itself – which included a questionnaire of religious superiors and on-site visits to some 90 communities nationwide – the report says the investigation "sought to elicit from the leaders and members of the institutes a sincere and transparent depiction of their lived reality."
In a later section on collaboration on the church's evangelical mission, the report notes that many U.S. women religious have worked in varied areas of life – from education, to healthcare, to pastoral ministry, to social justice work.
The report states that the congregation "wishes to express the profound gratitude of the Apostolic See and the Church in the United States for the dedicated and selfless service of women religious in all the essential areas of the life of the Church and society."
In a section on ecclesial communion, the report states: "A number of sisters conveyed to the Apostolic Visitator a desire for greater recognition and support of the contribution of women religious to the Church on the part of its pastors."
"They noted the ongoing need for honest dialogue with bishops and clergy as a means of clarifying their role in the Church and strengthening their witness and effectiveness as women faithful to the Church’s teaching and mission," it states. "Some spoke of their perception of not having enough input into pastoral decisions which affect them or about which they have considerable experience and expertise."
"This Congregation is committed to collaborate in the realization of Pope Francis’ resolve that 'the feminine genius' find expression in the various settings where important decisions are made, both in the Church and in social structures," the report states.
[Joshua J. McElwee is NCR Vatican correspondent. His email address is jmcelwee@ncronline.org. Follow him on Twitter: @joshjmac.]
http://globalsistersreport.org/