「学び合いの会−海外ニュース」 280号
† 主の平和
昨日のウォールストリート・ジャーナルの日本語版(デジタル)に、
前号(279号)でお届けしたカスパー師の記事を一部フォローする
内容の記事が掲載されましたのでご紹介します。
添付記事
1. ローマ法王、教会での女性の役割拡大を示唆
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304278504579422011880627036.html#articleTabs%3Denglisharticle
ウォールストリート・ジャーナル 2014/3/06 11:51 JST By デボラ・ボール
ローマ法王、教会での女性の役割拡大を示唆
【ローマ】フランシスコ・ローマ法王は、新聞とのインタビューで、バチカン(ローマ法王庁)が近くローマ・カトリック教会内での女性の役割と離婚者へのアプローチを大幅に変更する可能性があることを示唆した。
同法王はまた、カトリック教会を揺るがせている性虐待問題にほとんど対応していないとの同法王への批判に反論した。また、高まっている自らの人気を重視せず、「わたしはスーパーマンのような者ではない」と語った。
同法王は就任1周年を前にして、新聞2紙(イタリアのコリエーレ・デラ・セラ紙とアルゼンチンのラ・ナツィオン紙)との独占インタビューに応じたもので、カトリック教会のヒエラルキー(組織構造)における政策決定過程で女性が権限を拡大する可能性に触れた。
一部のバチカン専門家は、同法王がバチカンのヒエラルキーで上級職に女性を任命する可能性があると述べている。恐らくバチカンの強力な部局の一つのトップだ。
しかし同法王は、もっと大きな変更があるかも知れないことを示唆した。ある上級枢機卿が現在、女性専門家と相談し、選択肢を検討しているという。
同法王は「この教会の政策決定分野で女性がプレゼンスを拡大しなければならない」と述べた。しかし「わたしはこれを『functional(機能的な、職務上の)』昇進と呼ぼう。それは、われわれを行き過ぎさせてしまうことはない」と語った。
一部の教会指導者は、女性たちを「助祭」に任命するよう提案している。助祭とはミサに参加し、その他の任務を遂行できる叙任聖職者だ。ただしフランシスコ法王はこの可能性には一切言及しなかった。
一方、作業部会が向こう2年間にわたって展開される家族問題の一大議論のたたき台を作成中だ。10月には司教150人程度の会合(世界司教会議)がローマで開催される。
フランシスコ法王は、離婚したカトリック教徒に対する教会のアプローチの見直しがこの議論の一部だと述べた。
カトリック教会の教えでは、初婚が教会裁判所によって無効とされない限り、離婚ないしその後の再婚を認めていない。
先月開かれた枢機卿会の会合で、ドイツの枢機卿が演説し、離婚した信者や再婚した信者は「告解の秘蹟」を通じて復帰できると述べた。フランシスコ法王はインタビューで、この演説を「極めて美しくて深遠だ」と称賛した。そして、カトリック教会は離婚したカップルとその家族に「答えを提供しなければならない」と語った。
注: 日本語版は抄訳です。英語版原文は下記をご覧ください。 ttp://online.wsj.com/news/articles/SB30001424052702303369904579420532931785604?mg=reno64-wsj&url=http%3A%2F%2Fonline.wsj.com%2Farticle%2FSB30001424052702303369904579420532931785604.html