◆2013-11-05付 ZENIT
「シノドス事務局、家族に関する臨時総会のプレビューを出す」
シノドスの開催に先立ち、準備文書がアン・シュネイブルによって発表された。

今度の司教会(シノドス)に関して、教皇庁の広報担当局で、本日記者会見が行われた。
このシノドスは、「新しい福音宣教の文脈における家族の司牧的課題」というテーマに焦点が当てられる。この臨時総会は、先月、教皇フランシスコによって告知され、2014年10月5日から18日まで開催されることになっている。

記者会見の間に、シノドスの事務局長のロレンツォ・バルディッセーリ大司教は、シノドスのテーマを説明した。それは、「教皇が、今日の世界にある家族への福音の宣言に取り組みたいと望んでおいでになるその司牧的熱意をとてもよく反映しています。」それは、二つの段階を経て探求される。最初の段階は、2014年の臨時総会を通して、そして次は、2015年に予定されている通常の総会を通してである。この二番目の集会は、「人間と家族の司牧的ケアのための作業手法」へと発展していくことになっている。

バルディッセーリ大司教は、また、臨時総会の招集は、司教会議規則(Ordo Synodi Episcoporum) (4条2項参照)により、「普遍教会にとっての利益」にも「迅速な定義づけの要求」にも配慮するテーマに応じていると指摘もしている。大司教は、次のように述べた。「今日の世界の社会的、霊的危機は、家族生活に影響を及ぼし、真正な司牧が緊急に求められる事態を作り出しています。そして、これが、総会の招集の正当な理由なのです。」

来年のシノドスの準備で、通常の司教会議の第5回会議が10月7日から8日に開催され、その間に、準備文書が準備された。大司教は、この文書の内容には、その主題についての全般の概要説明、そのテーマに関する聖書からの引用と権威のある引用、そして今日、家族が直面する主な課題に関するアンケート調査(質問状)が含まれていると大司教は述べた。

準備文書に、更に細目を加えたのは、ヨーロッパ司教協議会会長のPeter Erdoだった。彼は、この文書は、「明らかに、全体の問題に関して、教義上の側面と司牧的側面に言及している。」
彼は、「家族は、創造主の意思から生じた現実、そして人間社会を構成する現実として現れる。従って、それは、単なる人間社会の発明でもないし、ましてや、単純に人間の力による発明のようなものではない。そうではなく、むしろ、神の恵みの文脈の中で、主キリストによって高められてきた自然の現実なのだ。」と述べている。

この文書には、現代の家族の司牧的ケアに関連する一連の質問が含まれている。これらの質問は、さまざまなテーマに触れており、「自然法に準じた結婚」、「一定の困難な結婚生活の状況における司牧的ケア」そして、「同性の人同士の結合」といった見出しに分類されている。

司教会議の第3回臨時総会の特別事務局として働いているブルーノ・フォルテ大司教が論評を添えている。彼が言うには、教会は、このシノドスを通して、「今日の多くの家族の問題と期待とに耳を傾け、教会の親密さを明らかにし、神のあわれみと神の呼びかけに応じる美しさを提示するように」招かれているのだ。

彼は、次のように続ける。「たとえば、いわゆる『液状化社会(liquid modernity)』(ジグムント・バウマン)のような状況、証明され得る価値は何もなく、家族制度の価値は、全くなくなってはいないにしても、たびたび異議が唱えられているような文脈の中で、家族に対するキリスト教的提言の、深く人間味溢れる特性をはっきりと示すことは、特別に意義あることになるのだ。それに反対するものは誰もおらず、それどころか、あらゆる人に対して、そして社会全体にとっての利益に対して、常に、そして専ら完全な人間のいのちの尊厳と美しさを支持するものとなる。


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◆2013-11-05付バチカン放送:
家庭をテーマにしたシノドスに向け、準備資料発表:

来年秋に開かれる家庭をテーマとしたシノドス(世界代表司教会議)に向けた準備資料が、5日、発表された。

世界代表司教会議・第3回臨時総会「テーマ:福音宣教から見る家庭司牧の挑戦(仮訳)」は、2014年10月5日(日)から19日(日)までバチカンで開催される。この日、シノドス事務局より発表された準備資料は、総論(第1章、第2章)と、後半の質問事項(第3章)からなる。

第1章『シノドス:家庭と福音』では、「社会と精神の危機を明らかに体験しているこの時代、社会と教会共同体の生きた中心である家庭への教会の宣教的使命は、一つの司牧的挑戦となっている」と強調。事実婚や同性婚、結婚の絆の希薄化、秘跡としての結婚に重きを置かない風潮など、家庭の概念の変化と共に、新しい司牧的問題が次々発生している状況を直視しながら、家庭をテーマにしたシノドス開催の意味を説いている。

第2章『教会と家庭に関する福音』では、結婚や家庭についての聖書の教えや、教会の教義的資料を提示しながら、これらが家庭司牧に反映されることを願っている。

第3章『質問事項』は、このシノドス準備のために重要な役割を果たすもので、家庭に関する聖書と教会の教義が司牧や宣教の現場でどのように活かされているか、複雑で様々な家庭・結婚事情に接してどのような司牧体験や問題意識を持ったかなどを考察するよう招いている。
シノドス準備資料は世界中の司教に配布され、司教らは質問事項に対し来年1月末までに回答する。シノドス事務局はこれらの回答を踏まえながら討議要綱を起草する。

註: なお、カトリック中央協議会の「バチカン(The Holy See)組織 Roman Curia」の図も、評議会と事務局の間にシノドス事務総局が入り、改訂されている。 http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/vatican/curia.htm 参照
○シノドス(世界代表司教会議)事務総局:General Secretariat of the Synod of Bishops
○事務総長ロレンツォ・バルディッセーリ大司教:Secretary General: Archbishop Lorenzo Baldisseri




◆2013-11-05 NCR(National Catholic Reporter) 記事
「バチカンのシノドス質問状の意味付けにコンセンサス欠く」  ジョシュア・J・マッケルウィー

バチカンが、全世界の司教たちに、避妊、同性婚及び離婚のような問題に関するアンケート調査を、カトリック信者に向けて、「すぐに」、「できるだけ広く」実施するようにと依頼したというニュースからほぼ1週間経ったが、その方向性が何を意味しているかについての合意は未だなされていない。その上、最近バチカンが出した声明の草稿と比較しても、協議会の要請が史上初となるのか、あるいはここ数十年間に行われたことのあるものであるのかを解読するのは困難である。
訳注:教会会議(synodもしくはcouncil)とは、教会の会議。通常はキリスト教教会が、教義や管理上の問題を話し合うために催す会議を指す。公会議(Ecumenical council)は、教会全体の会議であるため(あるいはより正確には、会議の参加者たちを教会全体であるとみなす者が集めた会議であるため)にそう呼ばれる。教会会議を示す英単語Synodは、ギリシャ語で集まりを意味するsynodosから来ており、ラテン語のconciliumと同義である。教会会議という言葉は、元は司教・主教の会議を意味しており、現在でもカトリック教会と正教会ではその意味で用いられる。

バチカンの主席広報担当官が、週末の記者会見で次のように述べている。ある論題が自分たちの生活にどのような影響を及ぼすかということについて、カトリック信者たちに対して世論調査するようにという全世界の司教たちへのバチカンの依頼はいつもの「習慣」である。しかし、アンケート調査を送った当局者は、火曜日に、これは、バチカンが、世界中の司教たちと信徒たちに接触するやり方を改革するための広範囲にわたるプロジェクトの一部であると述べた。アンケート調査は、バチカン司教会議によって10月18日に送付された。バチカン司教会議は、目下、来年10月の世界代表者会議の準備をしている。先月、教皇フランシスコが呼びかけた2014年10月5日から19日まで行われるこの会議は、「福音宣教の文脈における家族の司牧的課題」というテーマに焦点が当てられることになっている。

教皇フランシスコと、バチカンの中央官僚組織の改革に関して教皇に助言をする8人の枢機卿で構成される教皇の諮問グループは、10月1日から3日の集会で家族に関するシノドスについて討議した。その集会に続いてバチカンの当局筋は、NCRに対し、家族に関するシノドスは通常通りの業務とはならないだろうと語った。同当局筋は、今度のシノドスは、教区、小教区を巻き込み、地元レベルに、充実した協議を提供することになるだろうと述べた。NCRは、一般のカトリック信者たちが、この先インターネットを利用して、考えや反応を表明できるようにすることについて、10月上旬に、バチカンの官僚たちが討議したと聞いている。英国の司教団は、この考えを持っていたようで、バチカンの10月18日のアンケート調査をインターネットで公開した。しかし、大司教ロレンツォ・バルディッセーリは、バチカンの火曜記者会見で、この動きは、他の司教協議会が見習うべきものなのかを問われ、「その問いの答えは自明です」そして、「考えるまでもありません。」と述べた。

バルディッセーリ大司教は、10月18日のバチカン書簡(質問状)の執筆者であった。NCRが最初に報じたこの書簡は、来年10月の家族に関するバチカンのシノドスに先だって時に論議を呼びそうな話題に関して、司教協議会に、その教区の人々によく尋ねるようにと依頼している。
シノドスは、カトリック司教たちの世界集会であり、通常は特定のテーマをもつ。9月21日土曜にシノドスの事務総長に任命されたバルディッセーリは、他の二人の高位聖職者と共にこの5日の記者会見で初めてシノドスと質問状について公けに発言した。バルディッセーリは、フランシスコの進めるバチカン官僚制改革の任務担当を述べながら、教皇と世界の司教たちとの間のcollegiality(司教同僚間の協調関係)とconsultation(協議)の改善強化を、教皇は期待していると述べた。

このシノドスに関する文書は、“協議プロセスを起こす”ために送られ、シノドスのテーマについての具体的、現実的データを得る目的で世界中の教区に送られた、と彼は述べた。首席報道官のイエズス会のフェデリコ・ロンバルディ神父は、CANとの11月2日土曜の記者会見で、シノドスではこれらの質問は助言的方法で使われるにすぎない、と述べた。バルディッセーリは、10月に司教協議会に送った書簡の中で、司教たち高位聖職者に、「地元の情報源からの情報が受け取れるように、すぐに、できるだけ広く、このアンケート調査を配布するように命じている。

一つ疑問なのは、この大司教とバチカン当局は、世界の司教たちが、このアンケート用紙を用いて、その教区民たちに調査を実施すると本気で思っているかどうかということである。アメリカ合衆国の司教協議会は、国内の各司教たちに、そのような広範な諮問に取り組むことは要請せずに、バルディッセーリの書簡に添えて送られてきた10月30日のメモで、司教たちに、司教たち自身の見解を提出するようにとだけ命じている。米国司教協議会の関係者はNCRにその背景について語り、10月18日付 バルディッセーリ書簡と10月30日付ロニー・ジェンキンス米司教協議会事務総長メモは矛盾する、と語った。関係者は、この2文書の間では司教たちがなすべき協議の内容が不明確である、という。

1977年から1997年まで、合衆国の家族、信徒、青年のための司教事務局(the U.S. bishops' Secretariat for Family, Laity, Women and Youth)の指導をしていたドロレス・レッキーは、あるインタビューで、彼女が司教事務局で働いていたときには、バチカンから同様の要請を求められたことはなかったと述べている。レッキーが言うには、彼女が職に就いていたときの司教事務局は、1987年の信徒に関するシノドスのための2年間の諮問課程に取り組んだが、その課程は、合衆国の司教団のイニシアティブで始まったのであって、バチカンの要請によるものではなかったということである。
2014年のシノドスの米国代表に選出された司教たちは、“信徒たちが語るべきことを(バチカンから)聞きたい” と決意していたとレッキーは語った。
訳注:Dolores R. Leckey is a Senior Research Fellow at the Woodstock Theological Center, Georgetown University. She is the former Executive Director of the Secretariat for Family, Laity, Women and Youth at the United States Conference of Catholic Bishops (USCCB), where she served for twenty years.
訳注:Pope John Paul II opened a Synod of Bishops in St. Peter's Basilica on October 02, 1987 by asking the prelates to address ''the proper and specific tasks'' assigned to ordinary lay people.

バチカンが、当初、10月18日の文書を、まだ閲覧できるようにしていないうちに、その文書は、司教会議のウェブサイトに掲載されてしまい、バチカンの報道担当局を通して配信されてしまった。
バルディッセーリは、司牧者たちは、教区民たちの見解と体験の要約を提供することを期待されており、その調査結果が、シノドスによる最終判断に向けて、全国司教協議会を通して流れていくことになるだろうと述べている。カトリック信者一人一人が、バチカンのシノドス事務局に、直接自分たちの見解を自由に伝えることができるとバルディッセーリは言う。バルディッセーリのスタッフは、シノドスの作業用文書を用意しているところであり、それは、5月に発表されることになっている。

今度のシノドスの事務局として働いているイタリア人の大司教ブルーノ・フォルテは、火曜日のバチカンの記者会見で、このシノドスへの課程は、「教会の生活と教会に課せられたもっとも緊急の課題に耳を傾ける幅広く、奥深い課程」であると述べた。
フォルテ師は、「家族の価値と今日家族が直面する課題をとらえるときの物の見方」として、テーマの「司牧的な見方」を強調したいと述べた。フォルテ師は言う。「従って、これは、教義の問題を討論するといった問題ではありません。むしろ、わたしたちが生きている、明らかに社会的、霊的危機に特徴付けられる時代にあって、いかに家族の福音を現実的に理解するかなのです。」

10月18日付 バルディッセーリ書簡の質問の中には、時に米国のカトリック教会を厳しい分裂に追い込んできた問題がある。たとえば、人口避妊を禁止する教理、離婚カトリック信者の再婚とその聖体拝領の問題、婚前の同棲などである。バルディッセーリは、事務局が、集まった資料を、2月に予定されている集会で使えるように、1月の末までに答えを送ってくれるようにと司教協議会に依頼していると、火曜日に述べている。                                        (End)


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NCR(National Catholic Reporter) 記事英文

“No consensus on meaning of Vatican synod questionnaire”  by Joshua J. McElwee
http://ncronline.org/news/theology/no-consensus-meaning-vatican-synod-questionnaire

Nearly a week after news that the Vatican has asked for the world's bishops to distribute among Catholics a questionnaire on issues like contraception, same-sex marriage and divorce "immediately" and "as widely as possible," there is no consensus on what that direction means.
Moreover, comparing notes from recent Vatican statements, it is hard to decipher whether the call for consultation is unprecedented or something that's happened for decades.

The Vatican's chief spokesman said in an interview over the weekend that the Vatican's request for the world's bishops to survey Catholics on how certain topics affect their lives was part of a habitual "praxis."
Yet the official who sent the questionnaire said Tuesday it is part of a wide-ranging project to reform how the Vatican reaches out to bishops and faithful around the world. The questionnaire was sent Oct. 18 by the Vatican's Synod of Bishops, which is preparing a global meeting of prelates for next October. Called by Pope Francis last month, the Oct. 5-19, 2014, meeting is to focus on the theme "Pastoral Challenges of the Family in the Context of Evangelization."

Francis and his Council of Cardinals, a group of eight cardinals who are advising Francis on reforms of the Vatican's central bureaucracy, discussed the synod on the family at their Oct. 1-3 meeting. Sources at the Vatican told NCR following that meeting that the synod on the family would not be business as usual. The upcoming synod, those sources said, would provide for substantial consultation at the local level, involving dioceses and parishes. NCR was told in early October that Vatican officials had discussed using the Internet to allow rank-and-file Catholics to offer ideas and reactions along the way. It would seem that the bishops of England and Wales had this idea; they put the Vatican's Oct. 18 questionnaire online. But when Archbishop Lorenzo Baldisseri was asked at the Vatican press briefing Tuesday if that action was something other bishops' conferences should emulate, he said the "question answers itself" and was "not worth considering."

Baldisseri, the secretary general of the Vatican's Synod of Bishops, was the author of the Oct. 18 letter. The letter, first reported by NCR, asks the conferences to quiz their populations on the sometimes-controversial topics in advance of a Vatican synod on the family next October. A synod is a global meeting of Catholic bishops, usually devoted to a particular theme. Baldisseri, who was appointed to his Vatican role Sept. 21, spoke publicly for the first time about the synod and his request to the bishops' conferences at Tuesday's press briefing along with two other senior prelates. Mentioning that his office is expected to undergo revision with the reforms of the Vatican bureaucracy being undertaken by Francis, he said the pope wanted to strengthen his office to better promote collegiality and consultation between the pontiff and the world's bishops.

The document regarding next year's synod, he said, was sent "to initiate the process of consultation." The document was sent to dioceses around the world "with the aim of obtaining concrete and real data on the synodal theme," he said. Jesuit Fr. Federico Lombardi, however, said in an interview with the Catholic News Agency on Saturday that the questions will only be used by the synod in an advisory way. Lombardi is the director of the Holy See Press Office. In the letter he sent to the bishops' conferences in October, Baldisseri directed the prelates to distribute the questionnaire "immediately as widely as possible to deaneries and parishes so that input from local sources can be received."

One question is whether the archbishop and the Vatican meant for the world's bishops to conduct a survey of their populations using the questionnaire. The U.S. bishops' conference did not request the U.S. episcopate to undertake that wide of a consultation, telling the bishops in an Oct. 30 memo sent with Baldisseri's letter only to provide their own observations. Speaking on background to NCR over the last week, several U.S. bishops and former bishops' conference staffers said they found the instructions in Baldisseri's Oct. 18 letter and Jenkins' Oct. 30 memo to be conflicting. Between the two documents, the bishops and staffers said, it was unclear what kind of consultation the bishops are expected to do.

Dolores Leckey, who led the U.S. bishops' Secretariat for Family, Laity, Women and Youth from 1977 to 1997, said in an interview she had not seen a similar request from the Vatican during her time with the U.S. bishops. Leckey said her bishops' office had undertaken a two-year consultative process for the 1987 Synod on the Laity, but that process came as an initiative of the U.S. bishops and not at the Vatican's request. The bishops elected to attend that synod from the U.S. decided they "wanted to hear what the people had to say," Leckey said.

While the Vatican had not initially made the Oct. 18 document available, it was posted Tuesday at the Synod of Bishops' website and was distributed through the Vatican press office. Baldisseri said pastors were expected to provide summaries of the views and experiences of parishioners and that their findings would be "channeled" in turn through national bishops' conferences for ultimate consideration by the synod. Individual Catholics are welcome to communicate their views directly to the synod's offices at the Vatican, Baldisseri said. His staff is preparing the synod's working document, which should be published in May.

Archbishop Bruno Forte, an Italian who is to serve as the secretary for the upcoming synod, said at Tuesday's Vatican briefing that the process for this synod is a "broad and deep process of listening to the life of the church and of the most pressing challenges posed to her." Forte said he wanted to emphasize the "pastoral slant" of the theme as "a perspective through which the Holy Father invites us to look upon the value of the family and the challenges it faces today." "It is not, therefore, a matter of debating doctrinal questions," Forte said. "But rather how to understand how to effectively proclaim the Gospel of the family in the times we are living, characterized by a clear social and spiritual crisis."

Among questions asked by the Vatican in the Oct. 18 document are topics that sometimes have sharply divided the U.S. church, like the Catholic teaching prohibiting the use of artificial contraception, the possibility of a divorced Catholic to remarry or receive Communion, and the number of couples choosing to live together before marrying. Baldisseri said Tuesday he was asking the bishops' conferences to respond by the end of January so his secretariat could use their material in meetings expected for February.

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